積立FXでミドルリスク・ミドルリターンを狙う

こんにちは、るたそです。
既に1回積立FXの損益報告記事を書いておりますが、今回はそもそもなぜ積立FXを利用しているのかというのを書こうと思います。ちなみに私の主観で書いているので積立FXで損害を被っても責任はもてませんのであしからず。
なぜ積立FXを利用しているか?
当Blogでは高配当株で得た配当で暮らすのを目標にすると謳っておりますが、株だけに集中投資していると面白くない危ないので、私は株以外の資産クラスにも分散させて投資しています。
一般的に株だけに集中させると危ないので債券をポートフォリオに組み込んでリスクを下げるべしなんてことを言われますが、なかなか良い条件の債券が見つからないため外貨MMFあたりに落ち着くことが多いかもしれません。
現状2019年3月時点で外貨MMFは米ドルで年利約2%程度、豪ドルは約1.2%、NZドルは約1.1%、南アフリカランドは約6.2%ぐらいだったりします。これらの外貨MMFを積み立てて保有していても良いのですが、やはり年利1%、2%ぐらいだと利回りが低いため資金効率があまり良くありません。
またランドのように年利6.2%ぐらいあるだと効率がよいのかというと、為替手数料も高めで、そもそも高金利通貨というのはインフレしている国の通貨だったりするので金利と同じぐらいの率で通貨の価値が下落しているという話もあるので一見利回りが高いが、実際にはそうではないということが良くあります。
自分は外貨MMFぐらいが安心してホールドできるのでいいよという人は特にそのままで結構なわけですが、もう少しリスクを取ってもいいから利回りを良くしたいという方にはSBI FXトレードやSBI証券のFX口座で利用できる積立FXが良いのではないかと思ったりします。
積立FXはFXのようにレバレッジをかけられるため、投資の資金効率が良いという点と日次や週次、月次で分散して購入ができるため購入価格をドルコスト平均法で平準化できるというメリットがあります。
つまりどのぐらいの利回りが得られるものなのか?
つまり、例えばランドの外貨MMFが年利6.2%程度の利回りだとして、積立FXではレバレッジを2倍で投資することになるので年利12.4%程度の利回りを得ることができます。実際には金利分はスワップポイントという円で入ってきます。
米ドルだと3倍までレバレッジをかけられるため、外貨MMFで年利2%ぐらいだとすると、年利6%ぐらいの利回りになるということになります。
なので、外貨MMFで100万円分を1年寝かせて2万円分の利息を得るよりも、3倍のレバレッジをかけている6万円の利息を得られるため少しリスクが高まるが、資金効率が良いということです。
最大レバレッジと扱える通貨は
積立FXでは通貨によって最大レバレッジの上限が決まっており、ハイリスクになりすぎないように制限が掛かっているところです。例えばSBI FXトレードでは下記のようなレバレッジ3倍まで設定できる通貨と、レバレッジ2倍までの通貨というのが決まっております。3倍まで設定できるのは為替が安定している先進国通貨で、2倍までにしかできないのは新興国です。中国が新興国なのか?というと今やそうじゃない気もしますが、為替が中国政府の意向で急激に動くリスクがあるからでしょうか?。
- レバレッジ3倍
- 米ドル
- 英ポンド
- 豪ドル
- NZドル
- カナダドル
- レバレッジ2倍
- 中国人民元
- 南アフリカ ランド
- トルコ リラ
レバレッジ制限があるため安心
通常のFXをやったことがある人はわかると思いますが、FXは自分の欲望との戦いになる世界で、最初は皆低めのレバレッジで始めるのですが、少し儲かるともっと短期で儲かりたいという欲望が強くなりレバレッジをどんどん高くしてしまい、最後はもうギャンブルと同じような世界でちょっとした為替変動で証拠金が吹き飛んでしまい損をするということになりがちです。
積立FXはレバレッジの制限がかけられているため、そういう欲望が襲ってきてもレバレッジをそもそも上げられないため安全です。(笑)
ドルコスト平均法で取得価格を平準化できるのも利点
積立FXでは毎月あたり幾ら投資するかを決めた後に買い付け頻度を日次、週次、月次のいづれかで設定することができます。つまり例えば「米ドルを月3万円分日次で購入する」というような設定ができます。
3万円分の米ドルを1回で購入する場合はその購入時の為替レートがもし円高だったりすれば良いですが、円安で買った直後により円高になったりすると多く含み損を抱えてしまうことになります。
積立FXで日次で分散して購入するようにしていると、3万円分を日割りで米ドル購入に充てていくため最終的な取得額は1か月の平均的な為替レートとなります。なので為替レート的にも買いやすくなります。
ただし根本はFXなので、証拠金が多くないとロスカットされる
積立FXは良いことづくめのように聞こえますが、危険な面は残っています。結局根本はFXなため、いかにレバレッジを低くしていても、急激な為替変動に対応できる証拠金を持っていないとロスカットされるという恐れがあるということです。
投資対象のドル円が短時間に30円も40円も円高になるリスクというのは極めて低いと思いますが、例えば5円ぐらい動くことは2~3年ぐらいの間には大体1,2回ぐらいはあったりします。外債や外貨MMFなどの場合は仮に急な円高になっても評価額が減るだけですが、積立FXは為替下落に耐えられる証拠金を持っていないとロスカットされるため、証拠金が無くなってないかは常にチェックしておく必要があります。
よってこのあたりが積立FXの注意すべき点ですね。
結論:ミドルリスク・ミドルリターン
というわけで、つらつらと書かせていただきましたが、積立FXは
- レバレッジをかけられるので資金効率を高くできるので外貨MMFより高効率
- 日次・週次・月次の積立でで購入為替レートを平準化できるのでリスク低減
- でも根本はFXなので、急激な為替変動によるロスカットには注意が必要。
なミドルリスク・ミドルリターンの商品だと思いますのでこのあたりを踏まえて皆さんの運用のレパートリーに加えてはいかがでしょうか。
なお
積立FXはSBI FXトレードと、SBI証券のFX口座で行うことができます。SBI FXトレードのほうが外貨の種類も多く、少しスワップやスプレッドが有利です。ただしSBI証券と連携できないので注意が必要です。SBI証券に統合しないですかね?